殺菌と除菌、消毒の違いってなに？

新型コロナウイルス感染症の対策を機会に「殺菌」「除菌」「消毒」などの言葉を見聞きすることが増えたという方も多いのではないでしょうか？

そもそも、これらの違いは何なのでしょう？今回は、殺菌と除菌、消毒の違いについて簡単にお話をしたいと思います。

まず最初に「殺菌」についてです。

殺菌は、字のごとく菌を殺すことで、病原性や有毒性のある糸状菌や細菌などの微生物を菌の種類や菌の数に限らず殺して減少させることをいいます。

次に「除菌」です。

除菌も字のごとく、菌を取り除いて菌の数を減らすことをいいます。

ここで、殺菌と除菌は同じ？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

違いとしては、殺菌は医薬品か医薬部外品で表示することができるものであり、除菌については市販で購入できる除菌スプレーや除菌シート、洗剤などが多く流通しています。

そして「消毒」です。

手指消毒という言葉はこの数年多く耳にした言葉といえますよね。消毒は人に有害な物質を除去または無毒化することをいいます。狭い意味では感染症のもととなる微生物を減らしたり、感染力を無くすことなどによって無毒化することをいいます。消毒も医薬品や医薬部外品として表示することができるものです。

同じような言葉に聞こえてしまいますがそれぞれ意味が異なるので参考にしてくださいね。

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